乳歯から永久歯 歯の生え変わる時期とは

乳歯が抜けそうな時期に注意すること

乳歯が抜けそうな時期は、留意すべき点がいくつかあります。

まず乳歯は通常、永久歯の成長に伴って自然に抜けます。すこししか動いていないような時期に無理に引っ張ったり、抜けそうな乳歯を無理にいじったり、動揺させることは避けましょう。落ち着いて、自然なプロセスを待ちましょう。

次に、お口の中は清潔に保ちましょう。抜けそうな乳歯の周囲を清潔に保つよう、歯磨きをきちんと行い、歯垢や食物残渣は歯磨きで取り除きましょう。

出血や痛みに注意: 乳歯が抜ける間際の時期では軽い出血や違和感を感じることがあります。心配な場合は歯科医に相談しましょう。

乳歯が抜けた時に注意すること

乳歯が抜け始める段階では、以下の点に注意することが重要です。

自然な抜け方に任せること、またお口の中の清潔を心がけること、過度の出血や痛みがある場合には歯科医に相談することをお勧めします。

抜けた乳歯を誤って飲みこまないよう、注意深く見守りましょう。胃に入った場合、便と一緒に出てくることを期待して経過観察をしますが、誤って気管、肺に入った場合は、呼吸器科の先生に診察してもらいましょう。肺炎の原因になりかねませんし、排出することも難しいので、内視鏡での摘出が必要なこともあります。

抜けた後、永久歯が生え始めることになります。永久歯が生えて成長するまでの間、定期的な歯科検診を受けましょう。新しい歯の生え変わりの間も問題が起きていないか、細菌感染で炎症を起こしたり、生えるためのスペースが無いなど、専門家にチェックしてもらいましょう。

永久歯が生えた時に注意すること

永久歯が生え始めたら、生え終わるまでは歯科医による定期的なチェックを受けましょう。特に永久歯の生える方向や歯並びの乱れが出てこないかをチェックし、必要に応じて生える方向を誘導する適切なケアをします。

適切な歯磨き: 永久歯が生えたら、歯磨きの方法を見直しましょう。適切な歯ブラシ(大きさ、毛の硬さ)、フッ素入り歯磨き粉を使用するなど、歯垢や食物残渣を十分に取り除くことを意識しましょう。

健康な歯と歯肉を保つために、栄養バランスの良い食事を心がけることが重要です。生えたばかりの永久歯はまだ石灰化が不十分です。カルシウムやビタミンDを摂取し、健康な歯の発育を促しましょう。

永久歯が生えてこない時に注意すること

永久歯がなかなか生えてこない場合、歯科医師の診察を受けましょう。歯科医がレントゲンなどの検査を行い、永久歯がなぜ生えてこないのかの原因を探します。

まず、乳歯が長く残っている場合、その後に生えてくるはずの永久歯そのものがない、ということがあります。これは珍しいことではありません。乳歯を大切に使います。
また、生えてくるのが遅れている場合もよくあります。この原因としては、両隣の歯が寄ってきたために、永久歯が生えてくるのを邪魔している場合や、覆っている歯肉が硬くて生えてこれない場合などがあります。永久歯が生えてくるようにスペースを広げてあげたり、覆っている歯肉を切り取ったりして生える手助けをすることがあります。