歯ぎしりの原因とはそもそもどういうものなのか?
歯ぎしりは、上下の歯を強く噛みこんだ状態で、左右に滑らせこすり合わせる動きをいいます。歯に横方向への力をかけてダメージを与えますので、歯の削れ(摩耗、咬耗)が大きく、歯が擦り減って平らになるという特徴がみられます。
寝ている間の無自覚な症状ですので、気づいてない方が多いのですが、実は多くの方が経験している症状です。日本人の70%の方に見られるとも言われています。
しかも最近は起きている時に無意識にしている人も少ながらずいることがわかってきました。音のしない歯ぎしりをする人がいるため、気づかれない場合もあるようです。
歯ぎしりの原因、引き起こす症状について
歯ぎしりで見られる症状は、歯について見ると、詰め物がよく取れたり、割れたりする、すり減っている、短くなった、知覚過敏がある、亀裂が入っているように見える、根元が削れている、などがあります。
また、あごの骨で見ると下の歯の内側や上の歯の頬側、上あごの真ん中に硬い張り出したものがあったりします。
朝起きた時に、あごや頬の筋肉が張っている、凝っていると感じたり、頬粘膜や舌のへりに歯を押し付けたような跡が残っていることがあります。
このはぎしりの原因は、ストレスであったり、噛み合わせが悪いなど色々言われていますが、はっきりとしたことはまだ明らかになっていません。
ブルーライトやストレスが不眠や歯ぎしり、食いしばりを引き起こしやすい原因?
ブルーライトはスマホやPCのバックライトに使われていて、交感神経を刺激すると言われています。これは、脳にとってストレスを与えることになります。寝る前のスマホやPC歯ぎしりは避けるべきと言われています。
歯ぎしりの防止方法について
歯ぎしりのメカニズムも未解明な部分がありますので、原因療法がありません。今現在言われていることを元にした歯ぎしりの防止方法は、ストレスのマネジメントです。ストレスの多い私たちの生活にあって、ストレスを減らすことはなかなか難しいのですが、自分の脳や心が楽しいと思える時間を取ることをできる範囲で取り入れてみてください。趣味の時間を増やす、就寝前にリラックスする時間を確保することなども必要でしょう。
あとはナイトガード(マウスピース)を使用することです。歯ぎしりで歯がすりへるのではなく、ナイトガードがすりへってくれることで歯を守る、また集中する噛み合わせの力を分散させるという意味合いもあります。