歯科検診で行う事とは?歯科検診にかかる費用の相場について
歯科検診について
歯科検診は、歯だけではなく、お口全体をチェックします。歯周病の定期メンテナンスとして行う歯科医院もあります。
どちらも流れとしては問診、口腔内の診察、レントゲン撮影、口腔内の診察になります。
問診では今までかかった・もしくは現在治療中の病気、内服薬、アレルギーなどを確認します。次に、お顔全体を拝見し、あごの関節や顔の筋肉などを触診で確認します。
レントゲンでは、あごの骨の状態や歯の本数、詰め物や被せ物、ブリッジやインプラント、虫歯の有無などを確認します。歯の周囲の骨が溶けていないか、歯の根の先端に膿の袋ができていないか、など隅々まで確認します。
最後に、お口の中の粘膜、歯肉、舌などを隅々まで確認します。
歯科検診にかかる費用はどれぐらい?
歯周病の定期メンテナンスとして行う場合は、保険診療で行います。3割負担の場合初診料、パノラマレントゲン検査、歯周検査まででおよそ3000円です。歯石除去が必要な場合は上下2回に分けて行うことがあり、上あご・下あごそれぞれ600円程度かかります。また、この際に虫歯の治療や被せ物のやりかえなどがあれば、その分の費用が別途かかってきます。
歯科検診をうけるために必要なこと
歯周病の定期メンテナンスとして行う場合は保険診療ですので、一般の歯科医院であれば受けることができます。矯正歯科など専門に特化した歯科医院では事前の確認が必要です。ただ、検診は時間がかかりますので、予約なしの飛び込みでは受けることができないと思います。必ず予約をしてから受診するようにしてください。
定期的な検診を受けることで、歯周病の予防、歯石の除去、虫歯の早期発見、入れ歯の調整といったことで、口腔内を清潔に保ち、口臭の原因も減らすことが可能です。さらには近年増加傾向にある口腔がんも早期発見が可能となります。お口は食事だけでなく、会話、そして話す相手が印象にも影響する社会的にも重要な部分です。ぜひ定期的に歯科検診を受けましょう。